太極拳のチャンピオン 鄭顯気老師が教える
            リラックスしてから生まれる強さと極意



協力/鄭顯気 林弘維




リラックスした身体を作ろう!
徒弟に太極推手を指導する鄭顯気老師
一見すると、師から推したり、引いたり、崩したりしてもらって、それを化勁で流しているような練習に見えるが、
実際にやってみれば判ると思うが、リラックスしないとものの数秒で崩されて転がされてしまう。
慣れてないとほんの数分程度の時間で足がグラグラとなり汗が吹き出てくるので見た目よりかなりハードな練習なのである。
明らかに外力とは異質の力が求められるのだ。
しかし正しい指導の下でこういう練習を続ければ、余裕で相手の攻撃を交わすことが出来る!
鄭顯気老師一門はこうした太極拳の内勁功夫を修得するエッセンスが取り入れられている。従って台湾そして国外から多くの門下生からチャンピオンを輩出してきたのだ。


以前の某中国武術の雑誌の編集長だった人物がこうした鄭顯気老師の指導方法を、
「まるで親鳥がひな鳥に餌付けをするかのようだ」と表現した事がある。うまく表現したものだ!





オオオオオ−−ッ 南国の島台湾の暗闇に響きわたる発生音!
  闇夜の空気を切り裂く拳打!


1955年全台湾国術大会の推手部門チャンピオン 鄭顯気老師

鄭顯気老師は1955年6月に開催された全台湾国術大会の推手部門に師 黄性賢大師(1910〜1992)と鄭顯気老師の弟弟子 林宜文とともに出場。
台湾全土やマカオ、香港といった地域から多くの名人が集まった中で中量級において優勝を果たす。
現にこの部門の試合は羅邦禎や洪懿祥等といった日本でも高名な武術家が参加されている。
黄性賢大師は重量級にて優勝を果たし、軽・中・重とそれぞれ優勝を果たした黄性賢一門は黄氏三傑と称され、台湾武術界はこの快挙を称えたのだ。



生涯拳を練り続ける!




白鶴拳の練習をされている鄭顯気老師

全台湾国術大会が開催された当時の鄭顯気老師は太極拳をまったく知らず、白鶴拳のみしか知らなかったという。太極拳を知らず、推手の大会に参加するのは無謀といってもいいほどだが、その中で鄭顯気老師は圧倒的不利の中多くの猛者が参加した中で優勝したのだ。
あれから半世紀がたった今日でも毎朝、台北市内にある公園で門下生を指導しながら、80半ばを越える今でも不断に練習をされている。
この年齢だといくら達人であろうとも衰えは出てくるものだが、(※実際に大半の名人といわれる人たちでも70歳を越えてしまうと体力だけでなく技術的にも衰えてしまうのはほとんどのようだ)鄭顯気老師はそれを感じさせないのだ。まさに“鉄人”といってもいいだろう!

 鄭顯気老師曰く「太極拳は白鶴拳と一緒に練習すればさらに強くなります。白鶴拳は「緊」と「鬆」であり、太極拳はすべてにおいて「鬆」です。白鶴拳の「鬆」は太極拳と多く共通する部分があり、一緒に練習できるわけです」

 若き日の鄭顯気老師は当時台湾で実力随一と見られていた王樹金の剛拳を太極拳の化勁で捌ききったのだ。
また鄭顯気老師はこう言う「ボクシングや外家拳は相手を打倒し怪我をさせてしまうことがあります。だが太極拳の化勁を身につけると相手を怪我をさせずに降参させる事ができます。」



黄性賢大師(左)と鄭顯気老師

鄭顯気老師は師 黄性賢大師から白鶴拳と鄭曼青から受け継がれた太極拳を学んだ。
黄性賢大師は1934年、福建省擂台(散手)大会に参加し準優勝を果たしたほど、現地では白鶴拳の達人として知られていた。
のちに台湾に渡り、鄭曼青(1901〜1975)との出会いにより太極拳の専門家となった。
鄭曼青は楊澄甫の弟子であり、数々の神秘的な逸話を持ち、「夢の中で両腕が折れたことにより太極拳の奥義を悟った」と語った異色の太極拳の達人として世界的に知られている。
黄性賢大師は鄭曼青の実力に感服し太極拳を学ぶようになり、1970年、当時もう60歳になっていた黄性賢大師は
プロレスラーアジアチャンピオンと公開試合を行い完勝したほど、その実力は衰えを知らず、広く名声を知らしめたのだ。

≫≫60歳当時の黄性賢大師がプロレスラーアジアチャンピオンと試合した模様の動画が見れます<ここをクリック>



多くのチャンピオンを輩出したその秘訣とは?

武術修行者が最初にして最大の難関の放鬆の極意とは?


これで神奇的太極内勁功夫を修得してしまう!!

白鶴拳、太極拳の名人 黄性賢が編み出した太極拳のエッセンスを集約した
基本功法「鬆身五法 第二法」 【合気鬆身】


真の放鬆(リラックス)から導き出される力は外からは判りにくいものであり、神秘的である。しかし年齢や体力などといったものとは関係ないところの中にある本来誰しも発揮し得る潜在的パワーである。正しい指導のもとで練習を繰り返す事により、その力を体得していく。
 放鬆を効率よく体得するために編み出されたのが、この「鬆身五法」なのだ。鬆身五法は鄭顯気の師 黄性賢大師によりアメリカ政府やFBIから超能力者ではないかと驚嘆させ本格的に実験の対象にされていた鄭曼青の太極拳のエッセンスが含まめて完成したものなのだ。

太極拳の放鬆(リラックス)の極意「鬆身五法」第二法
ご覧の通り両腕を平行の位置まで挙げ(開)、それから両腕を落とし自然と胸前で両手を交差させる(合)
開・合の動作を繰り返しながら膝と跨をゆるめて曲げたり、伸ばしたりするのを繰り返す
見た目は簡単なように見えるが、細かい要求はまだあり、太極拳の用勁や開合動作の基礎を養っていく

(注)いくら動作が簡単だからといっても映像を見て練習するだけでは、何も身にはつきません。機会がありましたら、鄭顯気老師一門のもとで学ばれる事をお勧めします!



 このように鄭顯気老師が伝える武術は実戦的強さを誇る白鶴拳と神秘的功夫 鄭曼青太極拳がベースとし、その精髄を抽出したといえる「鬆身五法」なる基本練功法である。
現在台湾の地における唯一の正式な黄性賢大師の伝人であられる鄭顯気老師に話を伺ってみた。

林(以下をLとする)    鄭老師の経歴について教えてください

鄭老師(以下を鄭とする)  私は1920年福建省林森県の生まれで、子供の頃から武術が好きで練習していた。のちに親の仕事の関係で台湾に移住したのです。1952年に黄性賢老師に拝師しました。黄老師は私が白鶴拳を学んだ3人の師の中で最も功夫があった人です。

L  1955年6月に開催された全台湾国術大会の推手部門の試合について教えてください。

鄭  この試合は台湾、香港、マカオといった地域から多くの腕のある武術家が参加しました。この当時は推手試合と呼ばず、擂台と呼んでいました。今ではマットのような柔らかいものを下に敷いていますが、あの当時は木でしたので、打ち倒されて転ぶと怪我をしてしまうこともあります。試合は相手と手を触れた状態から始まり、相手を吹っ飛ばしたり、相手を崩した時点でポイントが取る事ができるのです。私は当時体重が72キロあったので、中量級にエントリーしました。黄老師は重量級にエントリーしました。
   試合に参加する事になり、私は仕事が終わってから、毎晩台北市内の駅の裏の広場で黄性賢老師と一緒に2時間推手の練習しました。当時の私は白鶴拳しか知らず、太極拳は学んだ事がなかったのです(笑) でも参加する以上は勝たないといけません。白鶴拳は「緊」と「鬆」であり、太極拳はすべてにおいて「鬆」です。白鶴拳の「鬆」は太極拳と多く共通する部分があり、一緒に練習できるわけです。だから推手の練習もできます。

L  それで黄老師との練習はどうでしたか?

鄭  黄老師は毎晩私を稽古つけてくれたのですが、黄老師の発勁の威力は凄く、毎晩何度も壁まで吹っ飛ばされ叩きつけられました。それが大会前日まで何度も続いたのです。あの当時の私は若かったので、このような練習はできました。今ではとても体は持ちません(笑) しかしこの稽古を毎日続けた事により優勝できました。継続は結果として現れるものです。この大会で多くの武術家と腕を交えましたが、私の発勁をどんな太極拳の達人であろうと捌けた人はいませんでした。私が推すと彼らの動きは固くなったのです。長年修行してきても放鬆を理解しないと、推手の時相手に簡単にやられます。太極拳の化勁では「鬆」が重要です。内勁を出すにも「鬆」が大切なのです。逆に「鬆」が出来ないと太極拳の動きとしてうまく発揮できません。真の放鬆ができないのは武術はおろか、長年健康のために太極拳を練っても効果はありません。
    私は今80の半ばを過ぎてもこうして毎朝練習できるのは放鬆を知っているからです。

L  黄性賢老師と王樹金は試合は行ったのでしょうか?

鄭  黄老師は王樹金先生とはいろいろと確執があったようですが、けっきょく試合はしませんでした。実際に王先生と腕を交えた事があるのは私です。全台湾国術大会の少し前の若い頃でした。王先生が教えておられる所を私が通りかかったら、王先生は突然私の中段へ掌を捻りこむように打ち込んできました。私をそれを受けると、続けざまもう一方の拳で私の顎へ振り上げてきたので、私はそれを流しました。その時私たちの周りには多くの王先生の門下生がいたので、私は敢えて反撃をせずその場を離れたので、事なきを得ました。
   このように化勁を知っておくとどんな攻撃でも相手を怪我をさせずに相手を制御する事が出来ます。このように私のような老人になっても武術が練習できるわけです(笑)



鄭老師の高弟・沈先生が太極推手自由スパーリングを見せてくれました!

太極自由推手 定歩
鄭老師のもとから多くのチャンピオンや推手名人が育成させられている。


〜鄭顯気老師は台湾の台北市の公園で教えていましたが、ご高齢により2013年をもってご指導を引退をされています。





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日曜日は18時から、月曜日は水曜日20時半から都内の山手線、京浜東北線沿いの施設で練習しているので、千葉方面や横浜方面の方も通われています!

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 太極拳の原理からリラックスするまで細かく分析しながら指導していますので、興味ある人は奮って練習に参加下さい。
心身をリラックスできますし、力を抜ききった状態で相手を倒す護身まで体得できます。

健康目的でも大丈夫です、動作は簡単でコツさえ知れば誰でも練習できます。

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